・家にある粗大ゴミをどう処分すべきかわからない
・無料で回収してもらう方法があるのか知りたい
・手続きが複雑そうでどこから始めればいいかわからない

こんな悩みにお答えします。

粗大ごみの処分は、多くの人にとって大きな悩みとなります。捨て方がわからず家の中にたまったままになり、気になっている方もいるのではないでしょうか。

この記事でわかることは以下のとおりです。
・粗大ゴミを処分・回収してもらう6つの方法
・不用品回収サービス利用時の3つの注意点
・具体的な粗大ゴミの回収タイミングと手順
・粗大ゴミの処分方法でよくある質問

この記事を読むことで、無料で回収してもらう方法をはじめ、粗大ごみを効率よく処分するための具体的なポイントがわかります。

知識が増えれば、粗大ごみの問題はスムーズに解決できます。まずはこの記事を読んで、自分に合った方法を見つけましょう！

粗大ゴミを処分・回収してもらう6つの方法

各地域には特有の処分ルールが存在することもあり、粗大ゴミの出し方は自治体によって異なります。

粗大ゴミの適切な処分方法を選ぶ際には、地域ごとのルールを確認し、自身の状況やゴミの種類に合わせた方法を選択することが重要です。

粗大ゴミを処分・回収してもらうには、以下の6つの方法があります。
・方法①：戸別収集サービスを利用する
・方法②：処理センターへ粗大ゴミを持ち込む
・方法③：リサイクルショップで買取してもらう
・方法④：フリマアプリやネットオークションで売る
・方法⑤：解体して普通ゴミとして処分する
・方法⑥：不用品回収業者に処分してもらう

家庭の状況や粗大ゴミの種類によって最適な方法が異なります。効率よく処分するためにも、じっくり検討し、どの方法がご自身に合うか確認してみてください。

方法①：戸別収集サービスを利用する

多くの自治体では、粗大ゴミを自宅まで収集してくれる戸別収集サービスを提供しています。

申し込みは電話やインターネットを通じて行うことができ、事前に回収日を指定します。予約ができれば、あとは決められた時間までに家の前などに「粗大ゴミシール」や「証紙」を貼った粗大ゴミを出し、回収してもらうだけです。

この方法の魅力は、自宅までの引き取りに来てくれるため、粗大ゴミを楽に処分できる点です。ただし、収集日は限られていたり、収集までに時間がかかる傾向にあるため、あらかじめスケジュールを確認しておきましょう。

方法②：処理センターへ粗大ゴミを持ち込む

自治体の処理センターへ粗大ゴミを持ち込む方法もあります。

この場合、事前に運搬手段を確保することが必要です。また、施設の受付時間内に訪問するようスケジュールを調整しましょう。

この方法は自宅から直接粗大ゴミを持ち込み、処理を依頼できるため、処理手数料を安く抑えられる特徴があります。ただし、持ち込む粗大ゴミのサイズや種類によって、受け入れ基準やルールが異なる場合があるため注意しましょう。

スムーズな処理を行うためには、事前に自治体のホームページや処理センターへ問い合わせて、詳細を確認しておくと安心です。

方法③：リサイクルショップで買取してもらう

まだ使用可能な家具や家電がある場合、リサイクルショップでの買取も検討しましょう。

店舗によっては、出張買取サービスも行っているため、自宅での引き渡しが可能です。

買取額は商品の状態に大きく左右されますが、自分の手元に残るお金を得られる良い方法となります。つまり、うまくいけば無料で粗大ゴミを処分できます。

事前に査定を受けられれば、取り引きがスムーズに進められるでしょう。

方法④：フリマアプリやネットオークションで売る

インターネットを活用してフリマアプリやネットオークションでの売却が注目を浴びています。

大きな家具や家電でも、かんたんな写真と詳細な説明を掲載だけで売却につながることがあります。

出品から代金の受け取り、配送までの一連の流れは、自身のライフスタイルに合った方法でできるメリットがあります。

ただし、あくまで個人間のやり取りになりますので、トラブルに発展しないためにも、丁寧なやりとりを心がけて行いましょう。

方法⑤：解体して普通ゴミとして処分する

粗大ゴミが簡単に解体できるものであれば、普通ゴミとして処分する方法もあります。

たとえば、木製の家具などは、分解しやすいため、コンパクトにして出すことが可能です。この場合、分別ルールを必ず確認しておきましょう。

一手間加えることで、このように安価に処分できますが、工具や知識が必要な場合があります。また、解体に伴って怪我をするリスクもありますので、十分に気をつけて行ってくださいね。

方法⑥：不用品回収業者に処分してもらう

時間がない場合や処分が難しいと感じる場合、不用品回収業者への依頼がおすすめです。

多くの業者は24時間・365日いつでも対応しており、依頼者の都合に合わせて柔軟に対応してもらえるメリットがあります。転勤に伴う急ぎの引越しや、ゴミ屋敷の清掃など大量の不用品処分にも即座に対応してもらえるため、自治体のサービスに比べると費用はかかりますが、手間と時間を大幅に短縮できます。

場合によっては2人以上のスタッフによる素早い回収により、粗大ゴミをはじめ家電リサイクル対象製品などをまとめて処分できます。マンションの上階からの荷下ろしや、戸建ての2階からの荷下ろしもすべて任せられるのも嬉しいポイント。

ただし、業者によって料金体系が異なるため、事前に複数の業者に見積もりを依頼し、きちんと料金やサービス内容を把握することが大切です。粗大ゴミ1点のみの場合は、費用が割高になる恐れもあります。

どんなに急いでいるときでも、見積もりや契約の際には詳細をきちんと確認してから依頼しましょう。

不用品回収業者へ依頼する際の注意点

不用品回収業者を利用する際には、信頼できる業者選びが非常に重要です。

大前提として、「一般廃棄物収集運搬業許可」を持っている業者を選んでください。もしくはその許可を持つ業者と提携している業者を選ぶようにしましょう。なぜなら、許可を持っていないと家庭から出るゴミを回収してはいけないからです。

次に、必ずインターネットでの情報収集や口コミも確認をしておきましょう。事前に評判やレビューを確認することで、優良な業者を見極める手助けになります。

また、料金明細の中に不明な手数料が隠れていないか注意深く確認し、納得したうえで依頼するようにしましょう。過剰な金額を請求されるケースを防ぐためにも、あらかじめ複数の業者から相見積もりをしっかりと取り、疑問点があれば業者に相談してください。

安心できるサービスを受けられるだけでなく、不要なトラブルも未然に防ぐことができます。

不用品回収サービス利用時の3つの注意点

不用品回収サービスを利用する際には、以下の3つの注意点を押さえておきましょう。

・①自治体では処分・回収できない粗大ゴミがある
・②家電リサイクル製品は粗大ゴミとして処分できない
・③大量の不用品処分は不用品回収業者の方がお得なケースがある

それぞれくわしく解説していきます。

①自治体では処分・回収できない粗大ゴミがある

自治体の粗大ゴミ回収サービスでは、すべての種類の粗大ゴミを処分・回収できるわけではありません。特に、自宅での大量の不用品や特定の素材は対象外となることがあります。

そのため、無料や安い方法での処分を考える際には、事前に自治体の取り決めを確認することが大切です。

スムーズに粗大ゴミを手放すためにも、必ず自治体のホームページなどで確認しておきましょう。

②家電リサイクル製品は粗大ゴミとして処分できない

家電リサイクル製品は、家電リサイクル法でリサイクル料金を負担して処分することが定められています。

これらは粗大ゴミとしては扱われないため、正しい手続きに従ってリサイクルを行うことが求められます。

多くの自治体では家電リサイクル対象製品の受け入れはしていません。家電を購入もしくは買い替える店舗や指定引取り場所、不用品回収業者などに依頼して処分することになりますので覚えておきましょう。

誤った処分をすると、法律違反となる可能性がありますので要注意です。

事前に家電リサイクルに関する知識を持っておくことで、粗大ゴミをより適切に、かつスムーズに処分できるでしょう。

③大量の不用品処分は不用品回収業者の方がお得なケースがある

大量の不用品を処分する際、不用品回収業者を利用する方がお得なケースがあります。

特に、以下のようなリサイクルが必要な家電は、自治体で回収してもらえないうえに、家電リサイクル料金が発生します。
・エアコン
・テレビ
・冷蔵庫・冷凍庫
・洗濯機・衣類乾燥機

個人で手続きを行なうと、手間や時間がかかり、結果的に高額な費用がかかることも。

また、自治体では処分できない粗大ゴミの場合も注意が必要です。なぜなら、一部の粗大ゴミは自治体で処分してもらえないため、不用品回収業者などに依頼した場合、二重で料金がかかるからです。

このようなケースでは、最初から粗大ゴミをまとめて不用品回収業者などに依頼した方が、パック料金などが適用され、無駄な費用をかけずに処分できるケースが多くあります。

このように業者に依頼すれば、あらゆる種類の不用品を一括で回収してもらえるため、トータルのコストを抑えられるケースがあることを覚えておきましょう。

具体的な粗大ゴミの回収タイミングと手順

スムーズに粗大ゴミの回収してもらうには、自治体の収集スケジュールを把握しておくことが不可欠です。

各自治体では、定期的な回収日が設定されています。回収日の前日までに申し込むことが通常の流れとなり、余裕を持つことでスムーズに処分を進めることができます。

特に引っ越し前や年末の大掃除の時期には、混み合うことが多いため、早めの計画を立てて行動しましょう。

戸別回収はいつ依頼すれば良い？

戸別回収に関しては、地域ごとに回収日が異なるため、事前の確認が欠かせません。

各自治体のウェブサイトで回収スケジュールや申し込み方法をチェックし、特に希望の回収日から少なくとも2日前までに申請するよう心がけましょう。申込方法は電話やインターネットなど、自治体によって異なります。

自治体によっては特別な手続きが必要な場合もあるため、早めの準備が大切です。

また、戸別回収を申し込む際には、可燃物や不燃物など品目ごとに分別が必要となります。事前に分類や整理を行い、大型家具や家電については回収対象品目かをきちんと確認しておきましょう。

年末年始や3月・4月など、人気のある日程は早く埋まる可能性があるため、スケジュールの余裕を持ち、計画的に依頼を進めましょう。

持ち込み処分が便利な場合とは？

持ち込み処分は、自分の都合に合わせて処分を行えるため非常に便利です。

自治体が運営する処理センターに自ら廃棄物を持ち込むことで、指定された収集日を待たずに自由なタイミングで処分できます。そのため、忙しい日々の中で効率良く不要な物を処分したい方にも適しています。

特に、戸別回収が混雑しやすい時期には、混み合いを避けながらスムーズに処分できる点が大きなメリットです。

ただし、粗大ゴミを持ち込むには自家用車が’必要になり、人によってはレンタカーを用意する必要があります。また、処理センターを訪れる際には、施設の営業時間や受付可能な曜日を事前に確認しておくことで、無駄な時間を省き、よりスムーズに持ち込み処分を進めることができるでしょう。

加えて、処理センターによっては特定の廃棄物の受け入れに制限がある場合があるため、許可される廃棄物の種類や必要な手数料についても事前に調べておくことがポイントです。

持ち込みはご自身で行うため、タンスやソファー、机など、大きな家具を運ぶ際はくれぐれも怪我や車を傷つけるリスクに注意しましょう。

粗大ゴミの処分方法でよくある質問

粗大ゴミの処分を考える際には、さまざまな疑問が浮かぶことが多いものです。

たとえば、洗濯機や冷蔵庫といった大型家電の処分方法は、多くの方が迷われるポイントです。

本記事では、それらの疑問について具体的な回答をお届けしますので、ぜひ参考にしてください。

洗濯機はどうやって処分すればいい？

洗濯機の処分には、いくつかの方法があります。

まず、各自治体では通常、粗大ゴミとしての回収を受け付けていません。ですので、家電リサイクル対象製品である洗濯機は、家電リサイクル料金をきちんと負担し、以下のように適切に処分しましょう。
・家電を買い替える店舗や、家電を買った店舗に引き取ってもらう
・自治体が指定する一般廃棄物収集運搬業許可のある業者に引き取ってもらう
・不用品回収業者に処分を依頼する

中でも、不用品回収業者への依頼はおすすめです。なぜなら、業者が自宅まで引き取りに来てくれるため、手間が省けるメリットがあるからです。さらにお得なパック料金などで不用品をまとめて処分してもらえるメリットもあります。もちろん、家電リサイクル対象製品の処分も任せられます


しかし、業者によっては費用が高くつくこともあるため、事前に複数の業者から相見積もりを忘れずに取りましょう。

事務所のゴミは戸別回収してもらえる？

事務所で発生したゴミは戸別回収してもらえません。

なぜなら、自治体の戸別収集サービスは、通常の家庭から排出されるゴミが対象だからです。

一般的には産業廃棄物処理業者に直接依頼して処分します。手続きがわからない場合は、まずお住まいの自治体に問い合わせるのも良いでしょう。不適切な処理や不法投棄を防ぐためにも、事業主・法人としてルールを遵守した対応が不可欠です。

粗大ゴミ処分に必要な『証紙』はどこで買えますか？

粗大ゴミの処分にあたり、『証紙』が必要な場合があります。『シール』や『手数料券』などと呼ばれているケースもあります。

これは自治体によって発行されており、証紙を購入することで正式な手続きが進められます。証紙は、主に市役所などが指定するコンビニや商店で買えます。

購入する際には、粗大ゴミの種類や大きさに応じた金額が設定されています。事前に自治体のウェブサイトなどで金額や購入方法を確認しておきましょう。

まとめ

今回は、粗大ゴミの処分方法について解説しました。

粗大ゴミを適切に処理するためには、さまざまな方法や手続きを知っておくことが大切です。

粗大ゴミを処分するときは、以下の6つの方法を参考にしてみてください。
・方法①：戸別収集サービスを利用する
・方法②：処理センターへ粗大ゴミを持ち込む
・方法③：リサイクルショップで買取してもらう
・方法④：フリマアプリやネットオークションで売る
・方法⑤：解体して普通ゴミとして処分する
・方法⑥：不用品回収業者に処分してもらう

それぞれの方法には特徴があるため、自分の生活スタイルや処分したい品物に合わせて最適な方法を選びましょう。

たとえば、大きな家具や家電製品の処分には、不用品回収業者を利用すれば手間を省けます。また、不用品回収業者の買取サービスやリサイクルショップを活用すれば、処分費用を抑えられることも。ネットオークションやフリマアプリの活用も同じです。

あわせて以下の注意点も事前に押さえておきましょう。
・①自治体では処分・回収できない粗大ゴミがある
・②家電リサイクル製品は粗大ゴミとして処分できない
・③大量の不用品処分は不用品回収業者の方がお得なケースがある

今回ご紹介した情報を活用し、自分の状況に合わせた方法で粗大ゴミをスムーズに処理してください。最適な方法で処分を進めることで、「手間をかけずに」「環境に優しく」かつ「コストも抑える」というメリットを同時に得られます。

早速、使えそうな方法を実践してみましょう！