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【プロ直伝】ゴミ屋敷の片付けは自力でできる?5つの判断基準と3つのコツ

ゴミ屋敷

2023年11月14日

・ゴミ屋敷の片付けは自力でできる?
・片付けのコツが知りたい
・どこから手をつければいいの?具体的な流れが知りたい

こんな悩みにお答えします。

普段の掃除とは異なり、ゴミ屋敷ともなれば大量のゴミを前にして途方に暮れたくなる気持ちもあるでしょう。

もちろんプロである業者に任せて解決する方法もありますが、ちょっとしたコツと根気があれば、自力で片付けられます。

この記事では自力で片付けをするために、以下の内容をお伝えします。
・ゴミ屋敷の片付けを自力でできるかを判断する5つの基準
・片付けを自力でするときの3つのコツ
・自力でゴミ屋敷をきれいにする具体的5ステップ
・ゴミ屋敷に戻らないための3つのルール

これから自力でゴミ屋敷を片付けようと考えている方にとって、プロ直伝の片付け方法が身につきますので最後まで読んでみてください。

【プロ直伝】ゴミ屋敷の片付けは自力でできる?5つの判断基準

結論、自力でもゴミ屋敷の片付けはできます。

ただし、作業する人数が2〜3人いた方が効率的ですし、ゴミ屋敷の状況によっては不用品回収やハウスクリーニングのプロに任せた方がいいケースもあります。

無理をしながら片付けをしても、あなた自身がダメになっては元も子もありません。

次の基準を参考にして、自力で片付けられるかを判断しましょう。
・水回りは機能しているか
・広さは3DK以内か
・天井までゴミが積み上がっていないか
・ゴミはすぐに処分できそうな種類が多いか
・時間に余裕があるか

水回りは機能しているか

台所や風呂場など、水回りが機能しているかをチェックしましょう。

水回りが機能していないと、水拭きしたり洗剤を使ったりする作業が大変だからです。

水回りがゴミで詰まったり、積み上がったゴミの下敷きになっている場合は、業者への依頼を検討しましょう。

広さは3DK以内か

ゴミ屋敷を自力で片付けるときは、3DK以内を目安にしましょう。

広すぎると心が折れて、片付けや清掃を挫折しやすくなります。

ゴミが庭や駐車場まで出ている場合も含め、3DKより広くなると肉体的、精神的、衛生面的にかなりの負担がかかりますのでご注意ください。

天井までゴミが積み上がっていないか

天井までゴミが積み上がっているときは要注意です。

積み上がったゴミが崩れたり、ゴミや不用品を仕分けるスペースがなく、作業が難航したりする恐れがあるからです。

それほど積み上がっておらず、安全に作業できる場合は、自力で片付けがしやすいでしょう。

ゴミはすぐに処分できそうな種類が多いか

燃えるゴミや資源ごみを中心に、分別しやすいゴミが多いほど、自力での片付けに向いています。

粗大ゴミや特殊な処分が必要なゴミが多い場合は、運搬や処分にかかる労力が大きくなりますのでご注意ください。

時間に余裕があるか

片付けをする人数にもよりますが、ゴミ屋敷の片付けにはまとまった時間が必要です。

時間に余裕をもち、不測の事態に備えておきましょう。

・土日や連休など、まとまった時間がとれない
・片付けるまでに時間がない
・すでに近隣に迷惑がかかっている

などの場合は、業者への依頼を検討しましょう。

自力か?業者に任せるか?メリット・デメリットを解説

それぞれの方法に良し悪しがあります。

ゴミ屋敷を片付ける前に参考にしてみてください。

自力で片付けをするメリット・デメリット

メリット デメリット
・費用がかからない
・自分のペースで片付けられる
・時間と手間がかかる
・大量のゴミの処分が大変
・ハウスクリニーングの質が低い

必要最低限の道具があれば、費用をかけずに片付けができます。

自分のペースで進められますので、不用品の要不要もじっくり判断できるでしょう。

一方で、時間と手間は必ずかかります。

特に粗大ゴミなどの大きい不用品を家から出したり、回収場所や処分場まで運ぶには大きな労力がかかります。

また、プロの清掃作業と比べると、どうしても質が劣ってしまいます。
プロには豊富な経験があり、専用の薬剤を使うなどのノウハウもあるからです。

業者に片付けを依頼するメリット・デメリット

メリット デメリット
・大量のゴミを効率的に片付けられる
・不用品を買い取りしてくれる
・ハウスクリーニングの質が高い
・費用がかかる
・人目が気になる

業者に任せると費用はかかりますが、ほとんどの作業を任せられますので、スピーディーにゴミ屋敷を片付けられます。

さまざまな種類のゴミをまとめて処分してもらえますし、不用品の買取サービスがあれば、売れたお金と業者へ支払う料金を相殺して安く済ませることもできます。

技術力の高いハウスクリーニングも魅力のひとつですが、業者によっては別料金になることがありますので、事前に確認しておきましょう。

とはいえ、業者に依頼すると見知らぬ人が家に出入りしたり、近隣の人の目についたりするのがストレスになる場合は慎重に判断しましょう。

ゴミ屋敷の片付けを自力でする3つのコツ

コツがわかればスムーズに片付けができます。

次の3つのコツを押さえておきましょう。

・スケジュールを把握して計画を立てる
・大きいものから片付ける
・迷ったら捨てる

どれもシンプルな内容ですので、すぐに実践できますよ。

スケジュールを把握して計画を立てる

やみくもに片付けを開始するのではなく、事前にゴミ回収のスケジュールを把握して計画を立てましょう。

理由は次の3つです。
・ゴミ回収のスケジュールがわかれば、仕分けたゴミを効率的に処分できるから
・計画どおりに進めることで、モチベーションが保てるから
・「午前中はリビング、午後はダイニングを片付ける」など、ゴールを設定すると挫折しにくくなるから


自治体のホームページで以下の項目を確認しておきましょう。
・燃えるゴミや資源ごみなどの回収日
・粗大ゴミの取り扱い(回収スケジュール、料金、事前予約の有無、搬入する量の制限 など)
・家電4品目や小型家電の取り扱い

家電4品目は家電リサイクル法に沿った適切な処分が求められますので、以下の記事も参考にしてみてください。
>> 【徹底解説】家電リサイクル料金と4つの正しい処分方法

大きいものから片付ける

粗大ゴミなどの大きなゴミから片付けましょう。

作業スペースを確保でき、片付けが進んでいる感覚を持てるからです。

作業効率とモチベーションが高まりますので、大きいものから片付けましょう。

迷ったら捨てる

サクサク片付けるためにも、貴重品以外は迷ったら捨てましょう。

「捨てない物リスト」を作り、リストにない物は迷わず捨てる方法も大幅に時間短縮できるのでおすすめです。

使うかもしれない物の多くは、これからも使わない物が大半です。

とはいえ、「思い出の品もあるし、なかなか作業が進まないかも…」と思う方は、以下の基準で仕分けましょう。
・「捨てる」
・「残す」
・「保留」

「保留」には物を残しがちなので、「思い出の品は保留」などと条件を決めて仕分けをしましょう。思い出の品は処分する代わりに、写真として保存するのもおすすめですよ。

【5ステップ】自力でゴミ屋敷をきれいにする方法

次の5つのステップで片付けを進めれば、自力でゴミ屋敷をきれいにできます。

実際にプロである我々も同じステップで作業をしているからです。

ステップ①:必要な道具を揃える
ステップ②:害虫駆除をする
ステップ③:入り口から1平方メートル単位で進める
ステップ④:分別しながらゴミ単位でまとめていく
ステップ⑤:清掃・消毒作業をする

ぜひ参考にしてみてください。

ステップ①:必要な道具を揃える

片付けをするまえに、以下の道具を揃えておきましょう。

・自治体指定のゴミ袋
・荷物を保管・分別するためのダンボール
・ひも
・ハサミ
・ガムテープ
・手袋(軍手)
・汚れてもいい服
・スリッパ・長靴
・マスク
・殺虫剤・蚊取り線香
・掃除機・ほうき・ちりとり
・雑巾・モップ・ブラシ・バケツ
・掃除用洗剤
・軽トラックやライトバン

片付けを中断しないためにも、あらかじめ用意しておきましょう。

ステップ②:害虫駆除をする

ゴミ屋敷を片付けする前日などに、燻煙剤を焚いて害虫を駆除しておきましょう。

片付けしているとゴキブリやクモなどの害虫が出てくることがありますので、殺虫剤を手元に用意することをお忘れなく。

ステップ③:入り口から1平方メートル単位で進める

ゴミを出す動線と作業スペースを確保するためにも、入り口から1平方メートル単位で片付けを進めます。

以下の場所も優先的に片付けましょう。
・狭い場所
・比較的ゴミが少ないところ
・廊下などの通路

進み具合を実感しやすく、モチベーションも保てます。

あちこちを中途半端に片付けるのではなく、一つの場所を集中的に片付けていきましょう。

ステップ④:分別しながらゴミ単位でまとめていく

燃えるゴミや資源ゴミなど、分別しながらゴミ単位でまとめます。

その都度調べると片付けが進みませんので、処理方法がわからないゴミはまとめてとっておき、最終的に調べましょう。

ステップ⑤:清掃・消毒作業をする

細かいホコリや生ゴミから出た液体をきれいに清掃・消毒します。

拭き掃除は高いところから低いところにすると、ホコリが舞うのを防げます。

掃除機やほうきを使って細かいゴミを取り除き、洗剤を使って雑巾やモップがけをしましょう。

生ゴミから出た液体は害虫を寄せ付ける原因になりますので、強力な洗剤を使って念入りに清掃・消毒するようにしましょう。

ゴミ屋敷に戻らないための3つのルール

せっかくきれいに片付けても、リバウンドしては努力が水の泡です。

ゴミ屋敷に戻らないために、次の3つのルールを設定しましょう。

・物の定位置を決める
・1つ増えたら1つ捨てる
・物の適正な数を把握する

物の定位置を決める

以下のような収納グッズを使って物の定位置を決め、なるべく床に置かないようにしましょう。
・本棚
・衣装ケース
・ドアフック

散らかるのを防げますし、掃除もしやすくなります。

ただし、本棚や収納ケースの買いすぎにはご注意ください。
逆にモノが増える機会を作ってしまうからです。

「出したら戻す」をルール化し、床への直置きは避けましょう。

1つ増えたら1つ捨てる

物を増やさない意識がとても大切です。

「捨てるのが面倒臭そうだな」と、買うときに捨てるときのことをイメージできれば、不必要な買い物を避けられます。「迷ったものは買わない」という意識も効果的ですよ。

欲しいものができたなら、先に1つ捨ててから、新たに購入しましょう。

物の適正な数を把握する

物の適正な数を把握しましょう。

必要以上の物は場所を圧迫し、片付ける手間がかかるからです。

たとえば、3人の子どもが親元を離れて今は夫婦で2人暮らしなら、お皿などの数は予備を入れても3人分で足りるでしょう。

大皿のワンプレートにすると小さいお皿などを断捨離できますし、シンプルなデザインの食器であれば、和食にも洋食にも対応できるでしょう。

今の生活にあった数の物を所有するようにしましょう。

【まとめ】ゴミ屋敷は自力で片付けられる

今回はゴミ屋敷の片付けを自力でするときの基準やコツについて解説しました。

本記事をまとめると、
・ゴミ屋敷を自力できれいに片付けることは可能
・5つの判断基準をもとに、自力でできるか業者に頼むかを検討する
・やみくもに片付けをするのではなく、計画を立てて片付ける順番を決めるなど、事前にコツを熟知しておくとスムーズに作業ができる
・ゴミ屋敷にリバウンドしないためには、ルールを決めて物を増やさない工夫が大切

ゴミ屋敷を自力で片付けることばかりにとらわれて、片付けを挫折したり体調を崩してしまったりしては本末転倒です。

あくまで目的はゴミ屋敷をきれいにすることですので、「これは手に追えない…」と感じたときは不用品回収業者にお任せください。

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