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不用品回収トップページ > お役立ちコンテンツ > 【真実を暴露】不用品回収を「無料」でする業者の狙いとは?
「できれば不用品はお金をかけずに処分したい!」という気持ちに応えるかのようにアピールされる「無料回収」のワード。
自治体では不用品を処分するのに費用がかかる一方で、どうして不用品回収業者は無料回収できるのか、疑問に思ったことはありませんか?
実は鵜呑みにして頼んでしまうと、トラブルに巻き込まれる危険性があるのです。
この記事ではわかることは、
・不用品回収を「無料」でする業者の狙い
・無料回収する業者が危険な理由
・無許可の不用品回収業者の特徴4つ
・信頼できる不用品回収業者を見つける5つのポイント
・不用品をお得に処分する3つの方法
私たち不用品回収業者の目線より、なるべく不用品回収に費用をかけたくないと考えている方に向けて、「無料回収」の狙いや仕組みについて解説します。
トラブルの未然防止にもつながりますので、最後までチェックしてみてください。
個人も業者も同じように、基本的に不用品の処分には費用がかかります。
以下の家電4品目であれば、リサイクル料金や収集運搬料金が数千円かかります。
・テレビ
・エアコン
・冷蔵庫・冷凍庫
・洗濯機・乾燥機
それでも無料回収する業者の狙いは、回収した不用品が売れれば利益になるからです。
無料回収することは無料で商品を仕入れることであり、回収した家電や家具はそのまま転売したり、まだ使えるパーツや金属を取り外して転売したりします。
優良業者も悪徳業者も同じ仕組みであり、自治体のようにお金を回収しなくても事業として成り立つのです。
「こっちは無料で処分できるし、業者さんは儲かるんでしょ?不用品回収を無料でしてくれる業者に頼めばウィンウィンな関係でいいんじゃないの?」と思うかもしれません。
注意すべきは、無料回収する業者には危険な業者がたくさん潜んでいることです。
結論、「無料回収」というワードは疑いましょう。
そもそも家庭から出る廃棄物の収集・運搬には、「一般廃棄物収集運搬業許可」が必要であり、売買目的で回収するときに必要な「古物商許可証」や、法人などから出る廃棄物を収集・運搬するときに必要な「産業廃棄物収集運搬業許可」だけでは回収できません。
不用品を無料回収する業者には無許可の悪徳業者がたくさん潜んでおり、さまざまなトラブルが起こっています。
不用品回収についての相談件数は、直近3年間で6,000件を上回るペースです。
受付年度 | 相談件数 |
---|---|
2021年度 | 2,235件 |
2022年度 | 2,143件 |
2023年度 | 1,282件 |
合計 | 5,660件 |
※2023年11月10日時点
参考:「国民生活センター消費生活相談データベースより」
具体的には、以下のようなトラブルが発生しています。
・無料じゃなかった
・無理やり回収された
・知らない間に違法行為に手を貸していた
「無料回収」という言葉で誘い、最終的に料金を請求する手口です。
以下のような名目で、追加料金を請求します。
・出張費
・処分料
・作業料
・運搬費
キャンセルするために「そんなの聞いてないよ!」と抗議しても、
「キャンセル料金がかかります」
「払えないならこの場所で降ろす」
「銀行でお金を下ろしてきてください」
などの言動や高圧的な態度で脅され、断れずに支払ってしまう被害が報告されています。
不用品回収を無料でする業者の目的は、「売れる不用品を無料で仕入れる」こと。
悪徳業者はあの手この手で金目の不用品を狙います。
下記のようなトラブルが発生しています。
・頼んでいない物までトラックに積まれて高額請求された
・強引に不用品を回収されかけた
・後日しつこく何度も訪問される
「無料で回収してもらえてラッキー」と思いきや、知らずのうちに違法行為に手を貸している可能性があります。
無許可の業者は法を守った適正な処理をしない可能性が高いからです。
違法行為とは以下のような行為です。
・不法投棄
・不適正処理
・不適正な管理
・違法な輸出
・偽装販売
回収しても売れない不用品は処分費用がかかりますので、山の中や空き地に不法投棄されます。
廃家電や粗大ゴミに残された個人情報をもとに、警察から不用品の持ち主に連絡が入り、トラブルに巻き込まれるケースもあります。
環境対策をきちんと行わずに廃家電を処分すると、フロンガスや鉛などの有害物質が発生します。
業者に処分してもらったと思いきや、知らないところで環境汚染する恐れがあります。
廃家電をきちんと管理しなかった結果、火災が発生しています。
廃家電に含まれる電池やプラスチックが発火し、延焼を引き起こすからです。
日本の家電・家具などの不用品は、東南アジアなどを中心に海外ではニーズがあります。
しかし、悪徳業者は不法に国外輸出しているケースもあり、違法行為を助長してしまう可能性があることを認識しておきましょう。
無料回収した不用品を、あたかも新品やブランド品として偽って販売する悪徳業者が存在します。
第三者の被害を食い止めるためにも、「無料回収」のワードに釣られてすぐに依頼しないようにご注意ください。
トラブルの回避につながりますので、無許可で営業する不用品回収業者の特徴を押さえておきましょう。
形態 | 特徴 |
---|---|
トラック型回収 | 軽トラックなどで街宣しながら巡回する業者 |
チラシ型回収 | 「無料で回収します」と書かれたチラシをポスティングする業者 |
空き地回収 | 「無料で回収します」と書いた看板を立てて空き地で回収する業者 |
Web宣伝型回収 | 「無料で回収します」などとホームページでアピールする業者 |
いずれも無許可の業者である可能性が高いです。
チラシ型回収の危険性については、以下の記事を参考にどうぞ。
>> 不用品回収「無料」のチラシが危険な3つの理由【被害報告多数です】
不用品回収を無料でできるケースは限定的です。
その理由は、
・そもそも不用品の処分には費用がかかるから
・不用品回収するには、人件費などのコストがかかっているから
・売れる不用品じゃないと、無料回収しても業者が儲からないから
悪徳業者は「無料で処分してほしい」という心理を巧みに悪用します。
だからこそ、「不用品回収を無料でします」という言葉には気をつけましょう。
とはいえ、「悪徳業者の危険性や特徴はわかったけど、できるだけ費用をかけたくない」という気持ちもあるでしょう。
そんなときは次の3つの方法を使えば、お得に不用品を処分できます。
・リサイクルショップやフリマアプリを活用する
・ジモティーなどで欲しい人に譲る
・自治体や企業による無料回収サービスを使う
リサイクルショップなどに不用品を買い取りしてもらいましょう。
年式が5年未満の家電や人気がある家具の場合、高く売れる可能性があります。
リサイクルショップでは買い取りされない不用品が売れることがありますので、「メルカリ」や「ヤフオク!」などのフリマアプリやネットオークションもおすすめです。
店舗への持ち込みやインターネット上へ出品する手間はかかりますが、売れればお得に処分できますので、時間に余裕がある方は検討してみてください。
ジモティーなどのマッチングサービスを使いましょう。
・マッチングするまでに時間がかかる
・相手に個人情報が知られる
・ドタキャンされる恐れがある
などのデメリットはありますが、うまくマッチングできれば費用をかけずに不用品を譲れます。
自治体のホームページなどでも紹介されている方法ですので、トライしてみる価値ありです。
自治体や企業が不用品を無料回収しているケースがあります。
自治体によっては税金を無料回収できるサービスに充てたり、企業だと自社でリサイクルするシステムを構築していたりするからです。
無料回収している自治体を例に挙げると、東京都港区では家庭で不用になった良質な木製家具等を無料で引き取っています。
参考:港区『家庭で不用になった良質な木製家具等を無料で引き取ります!』
また、家電4品目を除く一部の小型家電は、自治体や家電量販店でも無料回収しています。
無料回収する企業の取り組み例としては、
・ユニクロによる「RE.UNIQLO」
参考:ユニクロ「UNIQLO Sustainability / THE POWER OF CLOTHING」
・無印良品による「ReMUJI」
参考:無印良品「ReMUJI 服の回収にご参加ください。」
・洋服の青山による「WEAR SHiFT」
参考:洋服の青山「終わらない服を作ろう。」
無印良品や洋服の青山のように、持ち込んだ衣類と引き換えにマイルを付与したり、クーポン券を配布したりする企業もあります。
「悪徳業者の危険性や特徴はわかったけど、安心して不用品回収を任せられる業者はどうやって見極めればいいの?」
「不用品を早く処分したいし、なるべく手間をかけずに任せてしまいたい」
そんなときは信頼できる不用品回収業者への依頼を検討しましょう。
たとえ有料だとしても許可のある業者へ頼めばトラブルを回避でき、買取サービスがあれば買取額と業者へ支払う料金を相殺し、費用を抑えられます。
信頼できるかどうかは、次の5つのポイントで判断しましょう。
・正規の許可を持っているか
・事前に細かい見積もりを取ってくれるか
・料金体系などをきちんと説明してくれるか
・口コミなどの評価は高いか
・複数業者から相見積もりをとる
くわしくは下記の記事で解説しています。
>> 【騙されない】優良な不用品回収業者の選び方【5つのチェックポイント】
今回は不用品回収を無料でする業者の狙いについて解説しました。
無料回収するすべての業者が悪いわけではありませんが、悪徳業者が潜んでいることを忘れないでください。
本記事をまとめると、
・無料回収する狙いは、売れる不用品であれば無料回収しても赤字にならず儲かるから
・無料回収する無許可の業者によって、全国的に「追加料金の請求」「不法投棄」などのトラブルが多発している
・すべての無料回収が危険というわけではなく、自治体や企業によっては不用品を無料回収している
「不用品回収を無料でします!」の言葉にはすぐに飛び付かず、冷静に判断しましょう。
本記事を参考にしっかり事前対策し、後々のトラブルを防止してくださいね。
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